格安SIMの乗り換え手順を6ステップで。失敗しやすい3か所も先に潰す

この記事で分かること

  • 格安SIMの乗り換えを、申し込みから開通まで6ステップに分解した手順
  • 主要プランの月額を並べた比較表と、データ量ごとの選び方
  • 乗り換えでつまずきやすい3か所(キャリアメール・LINE・支払い方法)の先回り対策

格安SIMの乗り換えで実際にいくら下がるのか

大手キャリアの無制限プランを使っていると、月7,000〜9,000円あたりに落ち着く。ここをオンライン専用ブランドに移すと、同じ回線・同じ電波で3,000円前後になる。

差額が月4,000円なら年間48,000円。家族4人なら年間19万円だ。固定費の中でここだけ突出して費用対効果がいいのは、作業が2時間で終わるのに効き続けるからだ。全体の優先順位は固定費の見直しはどこから手をつける?で整理している。

格安SIMの主要プラン比較。データ量から逆算する

まず自分の月のデータ使用量を確認する。iPhoneなら設定 > モバイル通信、Androidなら設定 > ネットワークとインターネットから直近の実績が見られる。

ブランド 回線 データ量 月額
LINEMO ベストプラン ソフトバンク 〜3GB 990円
LINEMO ベストプラン ソフトバンク 3〜10GB 2,090円
ahamo ドコモ 30GB 2,970円
LINEMO ベストプランV ソフトバンク 30GB(5分通話無料込み) 2,970円
楽天モバイル 最強プラン 楽天/au 無制限 3,278円
povo2.0 au 基本0円+トッピング 0円〜

※2026年8月時点。各社とも改定があるため申し込み前に公式で最終確認を。

選び方の目安はこうなる。

  • 月3GB以下 … LINEMOの990円帯。自宅と職場がWi-Fiなら大半の人はここに収まる
  • 月10〜30GB … ahamo か LINEMOベストプランV。ほぼ同額なので、通話が多いなら5分無料が付く後者
  • 動画を外で見る/テザリング多用 … 楽天モバイルの無制限
  • 通信量が月ごとにブレる … povo2.0。基本料0円で、必要なときだけデータを買い足す

povoは2回線目としても使える。メイン回線を安いプランにして、足りない月だけpovoでトッピングを買う組み合わせは、無制限プランを常時払うより安く収まることが多い。

格安SIMの乗り換え手順6ステップ

  1. 端末のSIMロックを確認する。2021年10月以降に発売された端末は原則ロックなし。それ以前の機種は各キャリアのマイページから解除申請(無料)
  2. MNP予約番号を取得する。現在のキャリアのマイページから取得。有効期限は15日。※ MNPワンストップ対応の組み合わせなら予約番号そのものが不要になる
  3. 申し込む。本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)と、契約者名義のクレジットカードか口座を用意
  4. SIMが届く/eSIMを受け取る。物理SIMは2〜3日、eSIMなら最短で当日
  5. 回線を切り替える。マイページから開通手続き。ここで旧回線が自動的に解約される
  6. APN設定をする。eSIMやオンライン専用ブランドはプロファイル自動設定のことが多いが、通信できなければAPNを手動入力

作業そのものは慣れていなくても2時間かからない。待ち時間の大半はSIMの配送だ。

格安SIMの乗り換えでつまずきやすい3か所

キャリアメールが使えなくなる

@docomo.ne.jp や @ezweb.ne.jp は解約すると原則使えなくなる。各社が月330円程度でメールアドレスを持ち出せる有料サービスを用意しているが、そこに払うくらいならGmailに移すほうが早い。ネット銀行、通販サイト、会員サービスの登録メールアドレスを事前に洗い出して差し替えておく。ここが一番の落とし穴で、乗り換え後に「パスワード再設定のメールが届かない」で詰む人が多い。

LINEのアカウントを引き継げない

電話番号が変わらないなら基本は問題ないが、端末も同時に買い替える場合は先に引き継ぎ設定をしておく。メールアドレスとパスワードの登録、そして「アカウント引き継ぎ設定」をオンにするのを、SIMを差し替える前に済ませる。

支払い方法とキャリア決済

キャリア決済で払っていたサブスクは、解約と同時に決済手段を失う。乗り換え前にクレジットカード払いへ切り替えておく。ちょうどいい機会なので、この作業をしながらサブスク自体の棚卸しもやってしまうと二度手間にならない。カード側の還元率が変わっている可能性もあるので、クレジットカードは何枚が正解?も併せて確認しておくといい。

格安SIMの乗り換えでよくある質問

Q. 電波は本当に大手と同じですか?

A. ahamo・povo・LINEMOはドコモ・au・ソフトバンクが自社で提供しているサブブランドなので、回線設備は同じです。一方、MVNO(IIJmio、mineoなど)は大手から回線を借りる形なので、昼の12時台など混雑する時間帯に速度が落ちることがあります。値段だけで選ばず、この構造の違いは知っておいたほうがいいです。

Q. 乗り換えの途中でスマホが使えない時間はありますか?

A. 開通手続きから切り替え完了まで、数十分〜数時間つながらない時間が発生します。仕事の連絡が途切れると困る人は、平日の夜か休日に作業してください。eSIMなら旧SIMを抜かずに設定できるため、不通時間は短くなります。

Q. 通話が多いのですが、格安SIMだと通話料が高くなりませんか?

A. 通話料の基本は30秒22円で、これは各社ほぼ共通です。月に30分以上通話するなら、5分かけ放題(月500〜800円程度)や無制限かけ放題(月1,000〜2,000円程度)のオプションを付けたほうが安くなります。ahamoは5分以内の国内通話が標準で無料、LINEMOベストプランVも5分通話が込みです。

Q. 端末は買い替えないとダメですか?

A. 今使っている端末をそのまま使えるケースがほとんどです。ただし乗り換え先の回線に対応しているかは確認が要ります。各社の公式サイトに「動作確認済み端末」の一覧があるので、機種名で検索してください。特に古いAndroid端末や海外で買った端末は、対応バンドが足りず電波をつかみにくいことがあります。

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